看護師の求人はどんなところから出ているのか?
これまでは、看護師の転職に関する世間の動向を主体として書いてきましたが、『看護師の求人(仕事)はどこから出ているのか?』ということを書いてみたいと思います。
『そんなの病院やクリニックに決まってるじゃん!』と思ったアナタ!それは大きな間違いです。
例えば、冒頭のページでご紹介した『平成22年 看護関係統計資料集』の分類だけ見ればこんな感じになっています。
その他、看護師募集のサイトでは、こんな感じになっています。
これらを見たら、看護師の仕事は病院やクリニックに限られていないことがお解かり頂けたと思います。
さて、上記2つの画像の中身を少し解説したいと思います。
まず、保健所については、地方公務員(主に都道府県と政令市職員)であるため、求人サイトには掲載されていません(正職員には試験があるため)。もしあるとすれば嘱託職員としての看護師募集になるため、身分的には非常に不安定な形となります。
また、市町村が経営する病院、診療所等も同様であるケースがほとんどです。
したがって、一般の看護師の方は、それ以外の病院や職場を探して転職することになります。
下段側の看護師募集サイトの画像には、治験関連企業や一般企業(その他)というのがありますよね?
まず、治験関連企業とは、製薬会社の関連企業など文字通り治験をやってるところであり、治験を受けてくれる患者さんへの説明やサポートなどを行うのが主な仕事です。
次に一般企業。これにはいくつかの種類があり、本当の一般企業に勤める産業看護師です。これは企業の中のいわゆる「保健室」のような所です。一定人数以上を雇用する事業所には、労働安全衛生法で産業医の専任が義務付けられていますので、産業医と共に社員の方の健康管理を行うのが主な仕事です。最近は産業看護師という、看護師の仕事の新たなカテゴリとなりつつあるようです。
その他は私立の保育園などで、0歳児保育や乳児保育のある保育園など、最近では需要も増えているようです。
さて、病院やクリニック以外の職場をいくつかご紹介しましたが、これらは基本的に日勤となります。当然多少の時間外勤務はあると思いますが、病院や施設のように夜勤が無いのが基本になっています。
これなら、ご家庭の事情などで夜勤が難しい場合であっても転職を検討することが可能ですよね?
実は、転職雑誌や新聞などで一般的に目にする中でこれらの情報を仕入れることはほぼ出来ません。
これらの情報は、看護師転職情報サイトに集結しているといっても過言ではありません。
そして、この看護師転職情報サイトの中でもあまり目につくところには掲載されておらず、サイト運営社員(コンサルタント)に相談することで情報が出てくるケースが多いようです。
ほら、看護師転職情報サイトを検索してみたくなったでしょ?(^^;
まずは、検索してみて自分に合った情報が掲載されていない場合、コンサルタントに相談してみると、思いもよらぬお宝情報を提供してくれるかもしれませんよ?